長い旅から戻ってきた僕は・4
こんにちは。
またまたタイトルを少しイジッてみました。
これでしばらくは落ち着くと思います!
先日、エアコン要らずの夏にする、というような事を言いましたが撤回します。(笑)
暑すぎです!
では、続きをどうぞ。
・ ・ ・
「お前が独身なら、好きな事を好きなだけすればいい。だけど既に所帯を持つ1人の大人として、今の状況をどう思っているのか、お前の気持ちを確認しておきたい。」
両親と既に死別している僕にとって、親代わりに近い立場の歳の離れた兄からでした。
その問い質しは、僕の不安な気持ちの核心をズバリと突くものでした。
「大丈夫だよ、ちゃんと考えてるから。」
返事もそこそこに受話器を置く僕。
質問に対して何一つ答えていませんでした。
長い旅から帰ってきたからと言って、また新たに仕事先を探して就職する、それでは単なる長いリフレッシュ休暇を取ったに過ぎないんじゃないか・・・。
そうなる事を意図的に避けるために、僕は次の仕事を決める事なく旅立ったのではなかったのか?
帰国してからずっと心の中でモヤモヤしていた僕の思いです。
受話器を置いたすぐ後に、不意にある考えが浮かびました。
“難しく考えるのは止めて、今、出来る事から始めてみよう”
悩んだり考えているだけでは、何もしない事と同じだ、と。
今の自分に出来る事から始める、そう思うとフッと心が軽くなりました。
仕事を辞める事から始めた僕は、旅から帰ってきた後、始める事から始めることにしたのです。
今から思うと、兄からの電話が背中を押してくれたようなものでした。
さて、始めるといってもいったい何から・・・。
その答えは日記の中にありました。